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Monthly写真詞集
Vol.15 "夜空に打ち上げられた天灯(ランタン)"


夜空に打ち上げられた天灯(ランタン) s.jpg作品写真夜空に打ち上げられた天灯(ランタン) <写真+フレーズ> s.jpg写真+フレーズ夜空に打ち上げられた天灯(ランタン) <詞全文>.jpg詞全文

※詞全文は、当ページ内の下の方にも、掲載されています。



<作品説明>

夜空に打ち上げられた天灯(ランタン)
(2019年作品)


この作品は、2019年3月11日に発表された作品です。


この作品の発表時は、東日本大震災からちょうど8年が経過した日でもありました。




この作品の撮影地は、新潟県・津南町。
毎年、東日本大震災の時期に合わせて、この場所で一斉にスカイランタンを打ち上げます。


東日本大震災以外でも、この付近の地域は何度か震災に見舞われております。

そのような経緯もあり、東日本大震災以降、様々な想いを載せて、毎年スカイランタンを打ち上げています。


想いを込めて打ち上げられた無数のスカイランタンが舞う雪国の幻想的な光景は、人々が立ち上がっていき、新たな未来を作り上げていく姿とどこか重なり合うモノを感じました。



作品では、人はどんな状況からでも時間がかかっても、立ち上がれる力を秘めていることを愚直に描いています。







<詞全文>

夜空に打ち上げられた天灯(ランタン)
詞・Koozy



自分のことが信じられなくなってもいい
自分の運命を心底 恨んでしまってもいい
立ち上がれそうにない日が続いてもいい
ひたすら嵐を耐え忍ぶ時期が続いてもいい



何度も何度も 心が折れてしまってもいい
何度も何度も 失敗をしてしまってもいい
何度も傷つけ 傷つけられてしまってもいい
何度も転んで 立ち止まってしまってもいい



他の誰でもなく 痛みや苦しみを知った
あなたにしか作り上げることができない
今まで過ごしてきた時間(とき)の歩みとは違う
あなただけの新たな道は作り直せるから



たとえ どんな苦しい状態に陥ったとしても
たとえ どれだけ時間がかかったとしても
人は再び そこから這い上がることはできる
人は再び そこから歩き出すこともできる






決して 他人よりも格好良くなくてもいい
決して 周りよりも優れていなくてもいい
決して 急がなくても 焦らなくてもいい
決して 諦めることだけはしなければいい



複雑で生きづらい世の中になってきたけど
時間(とき)が速くて 自分だけ取り残されそうだけど
人々が共通して 心の中で大切に思うことは
時代が変わっても何も変わりはしないから



1日1歩と言わず 半歩だけでもいいから
ほんの少しずつだけでも 動き出してみよう
諦めなければ 差し伸べる手は現れるから
あなたにとっての最善の答えは見つかるから



たとえ どんな苦しい状態に陥ったとしても
たとえ どれだけ時間がかかったとしても
人は再び そこから希望を見つけ出せる
人は再び そこから未来を描き出せる






どうしようもない弱さを抱えていて
同時に自分が想像している以上に
計り知れない強さも秘めているのが
人が生まれながらに持っている宿命



少しだけでも立ち上がる勇気が持てたなら
夜空に打ち上げられた無数の天灯(ランタン)のように
風に身を委ねて 大きく空を漂ってみよう
そこから新たな景色が広がっていくから



たとえ どんな苦しい状態に陥ったとしても
たとえ どれだけ時間がかかったとしても
人は再び ここから立ち上がることはできる
人は再び ここから飛び立つこともできる




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